東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2020年10月24日]

【菊花賞】勝利の美酒の芳香がただよっている

競馬ファンとしての私には、自慢話がいくつかある。その一つに、ディープインパクトの3冠の単勝馬券をもっていることがある。そればかりか、古馬になっての4冠(天皇賞(春)、宝塚記念、JC、有馬記念)の単勝馬券をも手元にある。簡単そうだが、最初のクラシックで目につけていないと、なかなか手に入らないのだ。

昨秋の東スポ杯2歳Sでのコントレイルの圧勝ぶりを見たとき、この馬は3冠馬の器だと直感した。だから、今年のクラシック3冠は記念の単勝馬券を買うつもりだった。ところが、無観客競馬で馬券はネット販売のみで、馬券の形は残らない。残念だが、そんなことよりもディープの息子③コントレイルにはなんとしても3冠馬になってほしいものだ。

これだけ強い馬がいると、居酒屋「青夷」の常連馬券組は、なんとしても穴馬探しにやっきとなる。勝てないまでも、2~3着に来てくれればというのが本音だろう。最近、とんと声を聞かなくなった口撃機関銃のヤマだが、忘却を恐れるかのようにとメールだけは送ってくる。あいかわらずダービー時の狙いだった⑥ヴェルトライゼンデが本命であり、予想に成長なし。絶対能力の高い③と逃がしたら怖い⑪バビットをからめて、3点ボックスを中心に買うらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は、本命③は当然としても、母父に菊花賞馬ダンスインザダークをもつ⑭ヴァルコスが筆頭で、国枝厩舎の2頭出し⑦ダノングロワールと⑩サトノフラッグにも気があるらしい。穴党専科のマスターは、最終参加の抽選を勝ち抜いた幸運な4頭のなかから⑦ダノングロワールを狙うという。ずっと長めの距離を走っており、脚質自在で、勝負根性と切れ味はなかなかのものとか。

ところで、古代ギリシアには数霊を信じるピュタゴラス派がいた。それに準じて解釈すれば、コントレイルの2枠③番は何を暗示しているのだろうか。私は父子2頭とも3冠馬だとひらめき、もはや確信するしかない。さらに、ギリシア語で「顕現」を意味するエピファネイアも示唆的だ。無敗の3冠牝馬デアリングタクトと同様にエピファネイアを父とする⑨アリストテレスが浮上する。古代ギリシア最大の哲学者だし、8戦して7連対の堅実さ、気楽な立場の名手ルメール騎乗でなによりも心強い。ギリシアかぶれになった感もするが、もはや勝利の美酒の芳香がただよっているかのようだ。

菊花賞

③-⑨ ワイド1点で勝負する

③-⑨の2頭軸で3連複総流し16点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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