東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2021年04月10日]

【桜花賞】高配当馬券の美酒にあずかりたい

自宅は調布だが、仕事場は三鷹にある。来週から1カ月間、東京にも「まん延防止等重点措置」が適用されるが、三鷹駅周辺では戸惑いがあるらしい。三鷹駅北口側は武蔵野市になり、8時で閉店だが、南口側は三鷹市になり、9時まで営業できる。幸いにも、拙オフィスは南口側なので、当分、オフィス周辺の飲食店を利用することになるだろう。

それにしても、緩めたり締めたり、こんなことをしているから、増減がぶれるのではないだろうか。いったい行政の分科会に、社会心理学や人間行動学の専門家は入っているのだろうか。役人と感染症学者だけで判断しているから、こういう対処しかできないと思えてならないのだが。

ところで、阪神競馬場の向う正面に咲き誇る桜の樹は、明日、どれくらい花びらが残っているのだろうか。もたせるために相当な手入れをしているらしく、その手腕の成果を見るのも楽しみである。

吉祥寺の居酒屋「青夷」の競馬常連組。口撃機関銃ヤマは、有力馬の④ソダシと⑤アカイトリノムスメの馬主である金子真人オーナーの馬運に感心しないではいられないらしい。なにしろ、かのディープインパクトの馬主でもあったのだから。というわけでもないが、ディープを父に三冠牝馬アパパネを母にもつ超良血馬⑤を自信の◎にするらしい。相手本線は⑱サトノレイナスと⑩アールドヴィーヴルで、押さえは手広く④以下数頭を狙うという。

ギャンブル狂師ミノ先生は、チューリップ賞の勝馬⑧メイケイエールを狙うという。ひっかかりながらも勝ったところに狂気を感じさせるし、鞍上も狂気じみた横典であり、頭か着外かの雰囲気に魅力を覚えるらしい。単勝で勝負と威勢がいい。

穴党専科のマスターは、百花繚乱の出走馬にどの馬を狙っていいのか分からなくなったとか。もはや桜のピンクに注目するしかなく、⑮シゲルピンクルビーに白羽の矢を当てるという。もう1頭は、珍しい九州産馬の⑫ヨカヨカが前走で⑮のクビ差2着で甲乙つけ難しとか。穴馬2頭軸の3連複総流しで高配当を狙うらしい。それでも、白馬の④ソダシには勝ってもらって競馬を盛り上げてほしいという仁義は忘れないのだ。

高齢者優先のワクチンを待ちながらも毎晩お酒を欠かさないわが身であるが、5~6番人気あたりの⑩アールドヴィーヴル、⑬エリザベスタワー、⑯ソングラインのなかから1頭を選んでみる。上がりタイムのいい外国産馬の⑬エリザベスタワーはこのところ乗れてる川田騎乗で期待できそうな気がする。相手は1番人気でも④ソダシは3着までは外すまい。散りかけた桜吹雪のなかで高配当馬券の美酒にあずかりたいものだ。

桜花賞

④-⑬ ワイド1点で勝負する

④-⑬ 2頭軸の3連複総流しで遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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